船乗り/
水在らあらあ
てて
ぶつかって くずれている
そんなのを見たらさ
何にもいえなかった
一匹の 水でできた
薄い赤の
陸上動物でしかない
おれは
こわくて
叫んじゃった
それも
おまえっていう俺の陸から
大地から
離れちまうような気がしたからだぜ
永遠に
だから
ご飯つくって待ってるから
帰って来るんだよ
そして少しダンスして
いっしょに眠るんだよ
おれもう
どこにも行かないから
どこにも
いかないから
冒険は
おまえの上に
冒険は
おまえとの日々に
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