創書日和「流」 流して、流れて/
逢坂桜
水に流すは あなたのいたみ
流して晴れぬは わたしのおもい
春なら雛に のせましょか
夏なら精霊に のせましょか
秋なら紅葉に のせましょか
冬なら雪に のせましょか
あなたはどうぞ、流しなさい
水に流して忘れなさい
わたしのことも、忘れてね
そうしていつか「はじめまして」と言いましょう
[グループ]
戻る
編
削
Point
(11)