ポヨンの大往生/atsuchan69
 
手すりに跳びのると
さすが猫らしく、堂々と危ない橋を渡る

夜になって僕はポヨンを弄り回すが、
ポヨンはそれが たまらなく嫌だったにちがいない
しかし僕はよくポヨンを腹の上にのせて眠った
するとポヨンは主人が眠ったのを確かめ、
そっと忍び足で自分の寝床へ帰って行った。

飼い主とは勝手なもので、妻の妊娠がわかり
そのことを猫に話もせず 幾多の都合を築き上げれば・・・・
結論。「ポヨンを妻の実家へ 空輸することになった。
九州からわざわざ妻の姉が出て来てくれて
僕たちはその飛び立つ機の轟音を見送った

そこには山羊がいて アヒルがいて
仲間がいて 皆、放し飼いだった
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