g r a u/李伍 翔
 

僕が “ふつう”だと思っていることは
僕が 僕を認識したり
僕が 他を認識したりする ことの
案内役でしかなく
僕 と 貴方 は
確実に 違う モノで
似ている ことはあっても
“まったく 同じ” には なりえない

僕が “アタリ” でも
僕が “ハズレ” でも
結局は、
どれにも 白黒をつけることは 難しくて

小さな真実を
灰色の光で歪めている世界こそ
僕のいる場所
僕のある場所
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