駅までの道/山崎 風雅
 
なたに全てを寄りかかってる訳じゃない
 いくつかの恋愛で学んだこと
 最後は独りになるんだってこと

 でも時が過ぎれば消えてしまう花火のように
 この瞬間に眩しい時に溶けてしまいたい
 あなたと同じ思い出をつくりたい
 あなたが笑う声を聞きたい
 あなたに優しい自分が好きだ

 最低限自分一人で生きる力はほしい
 その上であなたを守って連れ添いたい

 別れはいずれ訪れる
 だからこそあなたといる時間が愛しい
 
 電車に乗り込み闇に消えるまで
 僕はずっとあなたを目で追いかけた










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