できたて/暗闇れもん
 
琥珀色したウイスキーの様に詩をねかします

夜寝る前のぼんやりとした頭の中に
色んな香りや味がする言葉を放り投げて

樽の代わりに夢の中で

自分でも思いつかない言葉が時折
隠し味として混入することもありますので注意

何年もそれは眠ることもあるでしょう
反対に一夜という短さもあるのです

それが良さでしょうか

待つ時間と言うものも楽しいものです

朝がくれば頭の底に沈む言葉

詩は自分から教えてくれるのですよ

読みごろを

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