憂/イヴ
何かが足りない
君にもそして僕にも
何かが分からない
君にもそして僕にも
嘘を一つ吐きました
君はまだ信じてんだろう
それを真実だと思い込んでんだろう
またいつか思い出せばいい
全てを忘れたあと
いつかの匂いと共に
埋めるべき穴は広がるばかりで
相も変わらず僕らはわがままで
あの日描いた幸せなんて
今じゃ煩わしいとさえ思うのです
明日はやってくるのに
今日は今日のままで前に進めない
誰か背中押してよ
誰か答えを教えてよ
君は眠ればいい
背中についた液なら僕が拭いておくよ
だから今は少しそのままで
嘘を一つ吐きました
そう僕はファンタジスタじゃない
あぁそんな匂いも嫌いじゃないだろう?
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