ビラ配り/
 


秋なのに花びらが舞う

とても綺麗な花びらが



さようなら

願わくはどうか

あなたに幸おおからんことを



僕は相変わらず木霊のように同じ場所



なくしたものは戻らないよ

それが何だったのかも思い出せないし

時計の針はまわってしまったから



忍び足で付いてくる

あなたがおかしくて笑ってたけれど

季節が過ぎてた事には気がつかなかった



さようなら



願わくばどうか

あなたに幸おおからんことを







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