罰/葉leaf
の意志をコントロールできるようになっていた。女はみな山から産まれるものだから、あの子が山に働きかけてこのような美人を生み出し、その美しさで俺を攻撃したわけだ。これからどんな美人に攻撃されるか分かったものじゃない。」
西野が信号を待っていると、側面からバイクに追突されて、2メートルほど吹っ飛ばされた。幸い車通りは少なかったから大事には至らなかったものの、西野には自分に何が起きたのかすぐには理解できなかった。バイクから降りてきた若い男性が、西野にしきりに謝り、西野の手を取って立ち上がらせた。
本物の罰が当たって、西野はもう何も考えられなかった。
戻る 編 削 Point(3)