流れる雲を見ながら/
山崎 風雅
今日につながる道は平坦じゃなかった
曲がりくねった道もあり
ぬかるんだ道もあった
黒い雲に隠れて見えない午後も
太陽は必ず裏切らず昇ってきてくれた
夜のジャングルにいた頃
眩し過ぎる太陽から逃げていた
はたして僕はどこに向っているのか?
この道を歩けばどこにたどりつくのか?
たった一人で迷宮の中をさ迷える時
行ったり来たりの僕の脳髄は
微かにキリキリ音をたて
心は空を優雅に流れる雲の行き先を見守っている
戻る
編
削
Point
(8)