大切な友との別れ。。。/Lily of the valley
 
だただ信じれなくて、涙を流すしか出来なかった。
ついこの間まで隣で笑っていたのに、もうこれからはその笑顔も見れなくなる。
いきなり叩きつけられた現実に、どうすることも出来なかった。
受験を間近に控えていたにもかかわらず、何をする気にもなれず、学校にも、塾にも行かなかった。
行けば、まだどこかに彼女の面影を求めてしまうと分かっていたから。
12月。
模試を一緒に受けに行ったとき、帰りに昼ごはんを食べながら、話をした。
『2人が高校に受かったら、またこうやって遊びに来よう。』と。。。
そして、アクセサリー屋で、一組のピアスを買い、片方ずつ持つことにして別れた。
約束は、果たされること
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