帰々星/ヨルノテガム
遊び外れた迷い途中
光彩の獲得が至上の命題であると引力に負けて
自らの光彩を知るに
暗闇へ隠れてみたりで
問いかける景色も
答えなる景色も 求め歩み歩まず、
細々とした日々の連絡が
人生の外殻をなぞって
ますます 扉を閉じつつも
表現は チクチクと
もうひとりの私を連れ立って来ていた
表現を
ブーメランのように
表現を
投げつけて
心で受け止め感じた
私の表現に対する全力と
時空間を置いて
それを受け止める一連の回帰を
「希望」であると 名付けることができた
それを遠い星のように見つめることができた
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