詩作/白雨
 

 僕の詩は、青い壺の中にある
 壺は青く、眠れない。
 眠りのためなら
 この腕をもぎ取り、
 (―さながらレモンのように)
 真っ赤に浸してしまいたい。
 
 美味いカクテル 女向きの
 ―けれども僕の詩は、青い。

 いたずらに、
 この青い壺のなか 指突っ込めば、
 おお、
 僕の手もまた、
 すっかり青くなった。 

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