---/壱木
 
静かに
宙に
溺れる


溢(あぶ)れる
ごちゃ混ぜ
色した
海の

どこ
終着とか
思いたく
なくて


空 
切って
足掻く


僕の
声は
君に
届い



それで
いいの

それが
ぜんぶなの

あとは
黙って
消える
だけで

届かなくても
また
飛ばすし
秋だし



晴れてる
うろこ
雲だし

それで
いい
だって
そのほか
いみなんて
もう
ないもん

ねえ

さよなら
やっぱり


君が
好きだよ
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