night bug/
マッドビースト
夜毎に月の灯りが街を照らすと
君の世界への入り口を探す
僕の世界は六角で
君の世界は八角なので
どうもうまく重なれない
僕らは半透明のカーテンで区切られた部屋の両側で
お互い影絵を見せ合うように不器用で
愛の言葉はどこか居心地が悪そうだ
夜毎君の世界への入り口を探す
僕は季節に置き去りにされた羽虫だ
同じところをいつまでも飛ぶ
君も同じように彷徨っていてくれるだろうか
戻る
編
削
Point
(4)