美しい世界/
姉山右京
赤い夕日の下
小さな鳥が、地に落ちる
ただの一声も上げず
白い朝日の下
小さな蝶が、飛び立つ
その羽に光を受けて
命は消えて、また生まれゆく
それは切れることのない鎖
みんな、望んで生まれてきたのだろう
この美しい世界へと。
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