神と紙/山崎 風雅
 
 白紙の紙の上には神は宿っている
 どんな色にも
 どんな言葉も
 その白い世界は受けとってくれるんだ

 時には失恋の詩を
 時には季節風情を
 時には魂の知恵を

 書き手を紙と神は選ばない
 そこは自由の海原
 そこは希望のハリケーン
 
 どんなに時が過ぎようとも
 紙と神は僕達を受け入れてくれるんだ


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