午前五時の窓辺/
狩心
それは死者たちの屍から発生する
なみ だ;
降り積もる太陽の
なみ だ;
秒針が小刻みに震えている
午前六時
幽霊製造機が動き始める
また一人 また一人と 形を失っていく
魂が知識で埋め尽くされていき
我を失ったエネルギー体の鎮魂歌ばかりが響く
午前七時
すっかり 辺りは明るくなり
小動物たちが建物の陰に隠れ始める
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