秋にものを想う/
ぽえむ君
便利なものが満ち溢れ
心満ちると思えども
便利さのみが溢れ出て
欲求のみが加速する
高価なものも尊とまれ
何であるかもわからずに
高価がゆえに追い求め
評価のみがそこにある
名もない場所に咲く花は
値もない花であるけれど
根があることに価値があり
生があることに満たされる
不器用なれど一つのみ
そのぬくもりが温かく
儚く消えたその後も
心に残る真の価値
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