静寂の彼方/れるむ
 
虚ろな目をして

君は空を見ている

幾分か暖かくなった風に

お辞儀をした

鼻の奥で微かに感じる微笑み

心は癒されはしないのだろか

永遠に


「絵具で描いたみたい」


君の声と

風に揺れる木 

それがいま私の中で

リアルに木霊する

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