新たに記す詩には/山崎 風雅
 
 絶え間無く巡るめくサークルの中で
 僕達は出会ったり別れたりを繰り返しながら
 約束の地までの道程を喜怒哀楽を共にして
 地平線の向こうまで歩いていく

 小鳥がさえずり
 朝焼け空 隣りに並んで頬を風にさらし
 希望の季節に胸焦がす
 遠かった道のりはダイヤモンドの輝きを放つ

 あまりにも暑過ぎた夏は退いて
 実りの秋に一呼吸おいて
 高き空を雲が流れていく
 その自然の息吹を垣間見て友情の絆を確める

 遅過ぎる門出に笑う人あり
 でもあきらめるのは早過ぎる
 運命のベルがなるまでの間
 更なる冒険の道のりは続くから

 消化不良のトラウマの体験
 静かな夜のひんやりした夜風に乗せて
 海のしぶきにかき消してもらおう
 新たに記す詩には真っ白な想いを綴ってみよう



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