ひとささんゆびたちへ/るるりら
おふろあがりのひとときは
足のゆびまでいつくしむ
ひるまは こころの ひとさしゆびが
いろんな人を指差してしまうけど
おふろあがりのひとときだけは
あしのゆびまでいつくしむ
あしのゆびの ひとさしゆびは
ひとなんか ゆびささんゆび
それから いつも窮屈そうでも 愚痴を言わん なかゆび
くすりさえぬれない あしのくすりゆび
ひときわ大きな親指は わたしの重心を知っている
おつかれさま
わたしを ひとしれず私を支えてくれてありがとうな
ちゃんと綺麗にしような
わたしの明日を支えてな
いつもいつもありがと
ひとしれず
わたしをささえてくれてありがとな
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