no title/
蟻
今日この日を逃せばすべからく君は後悔するだろう
竹藪のなかに笑うあの顔はそう囁いた
完全なる一日を
完成された生涯を
それを喜ぶのは体液みたくぬらぬらした雑木林と
もう誰もが許容範囲外だと指摘したぼく
ぼくこそが神で
ぼくこそが真理だ
宗教の勧誘員にそううそぶくのに似ている心境で。
戻る
編
削
Point
(0)