短き時の詠める歌/
ぽえむ君
風吹けば強き光もやわらかに
実る季節を想う朝かな
日めくりの暦を破る
今までの朝と異なり
過ぎ去りし時の形は
一時(ひととき)の淡い思い出
時移るふるさとの野に
流れ来る季節の想い
目に映る全てのものに
片時(かたとき)の微かな兆し
変わりゆく時の姿に立ち止まり
来るも過ぎるも我をも想う
戻る
編
削
Point
(2)