短き時の詠める歌/ぽえむ君
 
風吹けば強き光もやわらかに
実る季節を想う朝かな


日めくりの暦を破る
今までの朝と異なり
過ぎ去りし時の形は
一時(ひととき)の淡い思い出

時移るふるさとの野に
流れ来る季節の想い
目に映る全てのものに
片時(かたとき)の微かな兆し

変わりゆく時の姿に立ち止まり
来るも過ぎるも我をも想う

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