手を振るキミへ/mac
キミの空が赤く染まり
そうして暗闇に吸い込まれるまで
おそらくはキミは手を振り続けていると思う
僕が夕空にキミの姿を探す様に
星空にキミの姿を探す様に
僕らはまるで同じ遺伝子を持ち合う双子の様に
もしくはそれ以上に
魂を同化させていたのに
こんな風に離れてしまう運命だったとは
俄かには信じられない
あまりにお互いの気持ちを知り過ぎて
知り過ぎて
神様に疎まれたのかもしれないね
キミは本当は天使なのだからね
誰も誰も本当のことは言ってくれないけど
僕だって今となっては教えてもあげられないのだけど
せめてキミのそばに吹く風に生まれ変わりたい
そ
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