文学史的演説/ダーザイン
佐々木さんはサザエさんや鉄腕アトムの話をしているようなもので、実際その程度の認識しかないだろう、現代芸術についてこの人は。
だがすでに、ワイヤード詩壇が文学史的な物だと認識されなければならない時が来ている。現況が既にそうなのだから。商業活字詩誌が無料のネット上のメディアが成熟している状況を認める訳には行かないと思うのは、実に肝っ玉の小さい話しで、商業としての発展の才覚も予見も何も無いといえる。歴史の存在論的行運の為に文学極道は生まれたのだ。歴史認識の欠如した活字同人誌内輪でやっている連中は、歴史の巨大な流れの中で、アウフヘーベンされるどころか、廃棄される。ワイヤードに於いて、情報はシェアされ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)