文学史的演説/ダーザイン
ではない。熟練の技を持った言語芸術家は映像を言語化する筆力を持ってるし、ロックの歌詞よりも人の心に届き、美しい詩を書けばいい。ただ、ここで現況の詩会について(紙媒体・ネット詩問わず)それができていない者が多いという問題がある。紙媒体というすっかり小さくなってしまったジャンルをみていると、良い人も無論いるのですが、概ね詩情というものにすっかり無感覚な場所になっており、普通の人(つまらない奴)が書いた読み手に何の感慨も与えない身辺雑記や、これまた読み手に何の感慨も与えない言語遊戯のようなものが多数を占めている場合がある。ネット詩にいたっては糞みたいなラブポエムが良作をものすごい勢いで過去ログに押し流す
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