きみと指切り。/
ユキムラ
あの時 どうして謝ったの・・・？
今までも、そしてこれからも、決して口にしてはいけない科白。
『きみのことが、大好きです。』
きみを困らせたくはないから、ずっと僕だけの心の中に隠しておくつもり。
もう二度と、きみのとなりには座れないけれど・・・
それでも時々、遠くから きみの姿を眺めてみても好いですか？
あの日、あの時、あの場所で、きみと指切りしていたら、
今より ほんの少しだけ、世界が変わっていたのかな。
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