*4000億の星の群れ*/かおる
 
自明の理であるのかもしれない
そう、言葉がしかつめらしく正しく伝わっても
感情はいつも置いてきぼりを喰っていて
ニュージーランドの羊の群れの密度に紛れ込んでも
ちゃんと狼を見つけてしまった羊飼い位有能らしい
孤独はいつまでもたっても飼いならす事もできず
恐竜程の大きさにするのは容易い
65億の一人一人の孤独を夜空に散りばめても
星の数には遠く及ばないようで
降ってきそうな満天な星空を眺めると
ひとりぼっちの気分も癒されるのかな
4000億もの群れたがる星がいても
一匹狼でいたがる星だっているはずで
遠くぽつねんとある星を見つけたら
同類相哀れむ感じがでるのかもしれない

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