花子とおじいさん/チアーヌ
好きなおじいさんが、そこへ立っていたのです。
「花子!」
おじいさんも花子を呼びました。
花子はうれしさのあまり、勢い余っておじさんを踏みつけて通り越してしまいました。
が、踏み潰されたはずのおじいさんは、再び立ち上がってにこにこしています。
「花子!」
花子はまたまたうれしくなり、ドドドドドッと・・・・。
それを3回くらい繰り返し、二人はやっと落ち着きました。
「花子。また、一緒に暮らすべ。あそこから出っど、生まれ変われるんだど。んだがら、こんどはおらだは夫婦になって暮らすべ。神様に、花子と暮らすだいって話しばしたら、神様は『んだらば人間には生まれ変われるがどうがわがんねげどもい
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)