花子とおじいさん/チアーヌ
し、いい子だ。花子、ほら、おいしい朝ごはんをあげよう。たくさん食べなさい」
「ブー!ブー!(わぁ、おいしそう!うれしい!おじいさん大好き!)」
花子とおじいさんは、毎日とても、仲良しでした。
でも、実はおじいさんには悩みがありました。
おじいさんは、花子のことを好きになりすぎてしまったようなのです。
そのことで、おじいさんは毎日お嫁さんに嫌味を言われています。
「ずさま。いづまで花子ばうぢさ置いでおぐなだ!次郎の高校入学さ間にあわねえでねえが。はやぐ市場さ持てってけろ!(おじいさん。いつまで花子を家に置いておくんですか!次郎の高校入学に間に合わないじゃないですか!早く市場へ連れてっ
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