ウテナと見る夢/けんご
 
清い流れに
私のかいなを浸す
ふり向くと
そこには笑顔のウテナがいた

流れは岩を削って蛇行している

僕らが竹笹の舟を流したら
海までたどり付くかな
僕ら
まるで子どもみたい

君も水にふれてごらんよ
とっても冷たい
冬の日の君の指先みたいにね

上るばかりが能じゃない
たまには流れに身を委ね
低い方へ
低い方へと
下って行こう

そこに僕らの幸せがあるかもね

君の髪をなでさせてよ ウテナ
君が好きなんだ


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