応急手当/山崎 風雅
 

 なにげない言葉がこの胸に突き刺さる
 悪気はないんだろうけど
 明日への扉を閉じられた気分

 なにもする気になれず
 時の流れを傍観する

 僕は逃げない
 この苦しみをかみしめる
 原因探しもいいのだろうけど
 心に響く言葉を探す
 それは心の応急手当

 弱き存在 人間
 信じてるものを失う苦しみ
 自問自答を5時間続けて
 死にたいと囁く声にも耳を傾けて

 心のエネルギーが枯渇してるし
 街へ出てマックに入って一人でかじる
 ハンバーガー

 いっそ死にたいですって書いた
 Tシャツでも着て町を流そうか

 大概こんなとき助けはこない
 もう十分経験してきた
 逆境をバネにして生きていけと言わんばかり

 胸に刺さって疼く言葉も
 時の流れに流されていくだろう

 5時間の自問自答
 それに耐えられる精神
 
 ありがとう友よ
 また強くなることができたよ


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