101回目のプロポーズ/完食
101回目のセックスは
マンネリの空気が溢れかえっている
営む愛は空っぽで
タンクの底を無理やりにつつく
行為の終わった頃
貴方は煙草を唇で挟みながら
「セックスをするといろいろと疲れるから、
これからは自分ですることにするよ」
そう言った貴方はそれ以来
毎晩3時、快楽に数億の生物を殺し続けている
日常、笑顔で会話をする裏で
私への罪悪感からかは知らないけれど
私が眠りについた夜に一人で一人を満たしていた
偶然にして、光景を目にした私は
人殺し! 叫んだで
貴方の手をとる
走り出して
ベランダから旅立った
新しい世界で、新しい私たちの愛を営むの
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