グラシアス、 アミーガ!/LUKE
 
ビンの上に孤独と書いて
中味を見つめ気取っている
幸せに酔う人たちの中
しらけた笑顔で無言の否定
子供っぽさにふらふらして
席を立つ背に浴びせられる
「なぜいつもここに来るのだ」という
おきまりのありきたりの罵声。

ある日
偶然という必然に誘われ
隣り合わせに座った友情の
気取りがなくその人らしく
愛を飲み干す美しい仕草の人
戯れに僕は語る
「マグロ船の唄」

乗せられた男と
バァバァバァバァ
釣られたマグロの運命
バッバッバッバッ
ディーゼルが震える
ババババババババ・・・

悲しげに君が差し出したグラスの
コースターは閉ざされた記憶
破かれた日記の1ページは
僕の今日を読んでるようで。

その夜
僕らは友情に乾杯!!
そして二人は
明日について語り出した。

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