続・親父/虹村 凌
 
俺は抗う事をしなかった。
踏み外す事をしなかった。
アウトローとして生きなかった。
親父に何がなんでも反抗しようと思わなかった。
それより親父が恐かった。

最終的に俺が頼るのは親父であって、
親父無くして俺は生きていけない。
だから親父に反抗出来なかった。

もし俺が抗い、踏み外し、アウトローになっていたら、
今頃はどうなっていただろうか。
親父に殺されていたかも知れない。
決して大袈裟な話では無く、真実味のある話として。

親父の脅し文句はいちいち俺に恐怖心を植え付けてきた。

(今日は寝る。明日以降、続きを書く)
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