名探偵コナン/たもつ
昨日は開襟シャツの男が死んだ
今日はスプーンをくわえた女の死体を見ながら
明日もきっと生きているものは逝くのだろう
死は簡単に転がっていて
気づかないふりをして過ごす毎日は
とても息苦しい
こんなことができるのはあなたしかいないんですよ
皆が振り向いたその視線の先にいるのが
自分でなくて良かった
自分が自分であるというアリバイなど
誰にも証明することなどできないのなから
真実は本当にいつもひとつなんだろうか
そんなもの最初からないのかもしれない
忘れられた夕暮れ
のような事実の断片にむかって
ボールをおもいっきり
蹴りこんでやりたくなる
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