レレレのレ所感2/いとう
 
いのだろう。
可能動詞は、用法的消滅に向かっていると思われる。
言葉は残る。が、それは可能の意味を持つ動詞として使用されない。
可能表現と受身表現の変化の影響で
可能動詞の役割が意味をなさなくなってきている。
なので可能動詞+「れる/られる」という用法が使用されていく。
レレレのレにもあるように、あるいはどこかの方言と同様に、
標準語は「可能→れる 受身→られる」という動きに向かっているのだろう。
これまでの文法体系、「5段→れる その他→られる」とは
まったく異なる使用法に変化しつつあると思う。
と同時に動詞の活用の単純化が共鳴して、
現在、雑多な用法が同時存在してるんじゃないだろうか。
たぶん、数十年後には何らかの統一が図られているような気がする。




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