体温、八月の/たりぽん(大理 奔)
 

四十二度
真夏の

山嶺をこえる日差し
積乱雲!積乱雲!

いつか焼かれるわたしは
真夏の

  ひそかに揺れる
  こかげの雑草

生きていくには
熱すぎる体温

山稜を越える日差し
歌声、歌声、



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