ビオトォプ/七生
 
手足は崩れ
横たわる

此処は私のビオトォプ

何処へも行けず
怠惰に甘え息をする

誰が私を許すだろうか

羽化した羽を動かしもせず
ただ横たわり甘い肉を貪る者を

けれど其れを宇宙と呼んだ
許しを乞う為

宇宙など此処には無いのに
そう呼んだ

此処は私のビオトォプ
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