僕の体操/神島 にな
つめのなかに兄さんがいて
たいていは僕は水分がなくて
笑った。
西へ向かうサボテンよ、散れ。
インディゴの似合う女がもうすぐ
市民になるんだ。
兄さんは木曜でも
まあ、レインボウでも
どうでもいいって言うけど。
ほんとうの神様を呼んでしまった。
黒澤さんって
地元の
本当に地元の
黒い犬飼ってた女のひと。
メイアイ、って叫んだ?
セニョリータ、オブ、懸垂
ほら、あの娘は間違っていなかったんだ!
繰り返す緑と、もうすこし汚い緑の中で
僕はXを連打する。
Xを押す行為は、クエスト。
婦人の夢の中にちょっと二人で
あるいは懸垂で。
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