心の森/古河 セリ
 
握り潰した感情の矛先 枯れ葉ミライ

潰れた喉で悲鳴をあげるような僕だけれど

誓うよ たとえ太陽に眼を焼かれても

幼い頃 僕が母と 架空索道から見渡した照り葉パノラマは

ずっと心に 美しく色鮮やかにあることを

だから僕は歩けるんだ 燃える森のなかでもさ

戻る   Point(4)