在来線から/古河 セリ
嗚呼、
キミが見つめていル。
雨粒、夥しく、轟音、舞う強い光の束。糸。
嗚呼、
キミの哀しみをボクは抱いていル。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,
・・・リライト(亡羊)・・・
それは、
燦爛たるキミ、光彩を纏ったキミ、否、キミそのもの。
だけれども、
遮光カーテンが覆う、カラーテレビの投影、リテラシーの解析、
それは、
割愛すべき全てのリアリティー。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,
・・・リライト(直視)・・・
キミの心の内陸を通過した、ホームにて。
転落に要注意、ボク。
キミの手は向こう側、体温はキミの体内の臓腑の血液の骨の…
さあ、スタート。
イカナイデ!
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