ぽえむ君−無空−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

当然を大切すれば
偶然に驚きはない

今日もまた

夜の散歩をしていると
空のない夜に出会いました

宇宙には空がない
あるのはこの星だけかもしれない

この星にとっては
当たり前のことだけど
この当たり前は
当たり前じゃないんだ

生まれてからずっと
空を見てきた
これからも見続けるのだろう
当たり前の空

本当は
とても大切な空
どうして空があるのだろう
どんなふうにして生まれるのだろう
本当は
不思議に思わなくちゃいけないんだ

生まれてからずっと
空を見てきた
これからも生まれ続けるのだろう
当たり前の空

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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