ぽえむ君−激風−/
ぽえむ君
命=さだめ}
大地に風が激しく吹く
その風は身体(からだ)を巻き込み
自由がきかなくなるくらい
吹き荒れる
風はやがて
空に昇り
自然の法則にしたがって
再び地上に降りる
風は生の源
幾度となく吹き抜く
大地は生の鏡
何度となく立ち直る
その反復こそが
生きるものへの運命(さだめ)
無の中に生を置かず
そこに立ち向かうことこそ
生きるものへの運命(さだめ)
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
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