虹色の笑い声/山崎 風雅
まだ無垢な少年時代
穢がされるなのがたまらなく嫌だった
先生に反抗することで
みんなのヒーローになる男の子
僕の書いた落書きを
女の子の前で俺が描いたと嘘をつく同級生
下町に住んでいた頃にはそんな奴はいなかった
僕の目に映る同級生は穢れてみえた
僕はかたくなに学校では友達を作らなかった
心に宿した清純な火を守るために
時代の洗礼
荒れ狂っていた学校家庭
心の鍵を閉じ
夜明けを待った
強い風に踏みとどまれなかった
朱に交われば赤くなる
次第に僕は穢れていった
もう落ちることのない
心のシミ
も一
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