ぽえむ君−遠星−/ぽえむ君
 
ぼくは詩人

光と光
手と手
結ばれているのは心と心

今日もまた

夜の散歩をしていると
遠い星に出会いました

その星は
この星からは
見えるか見えないかくらいの
ほんの小さい白い点
少しでも目を離すと
たくさんの星に紛れて
見失ってしまう

それでも懸命に瞬き
精一杯の光を
この星に投げかける
わずかな光でも
この星につながっている

あの星は
この星を見えるのだろうか
この星は光を発しない

空の下で
星が1つ動く
星と同じ大きさの光を放つ
蛍が舞う

その光は
星々の光を迎え
そのつながりを確かめあうよう

この星も光を発する
あの星と光でつながっている

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい
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