線上の流れ/
葵 悠貴
私にとっては意味のないことでも
彼女にとっては意味がある
気付き始めれば
それまで見過ごしていたことも
とどまっていた疑問も
今なら全てが線の上
流れはいっそう軽やかに
思いもよらぬスピードに
逆らいもせず戸惑うばかり
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