ジャズワルツ/
アマル・シャタカ
打ち捨てられてそこにある
朽ちたピアノ
横たわる私
ぽろんぽろんと
雨音と共に
雫が鍵盤を叩く
音色が世界を包むとき
雷が悲しみを切り裂く
思いはどこへ
姿なき君の手をとり
ぬかるみを舞う
すべてが止み
多くの風が拍手する中
今度は独り
流れる涙で
一音一音
弾くピアノ
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