ヒカリ/
Kanata.
ある日 扉が開き
中から光が溢れ出た
長年閉まっていたモノが放たれ
外の光らしき眩しいものと共に 一人の人間が現れた
やけに汚れていた
頬の傷がやけに痛々しい
あなたは何かを 守ったのか
それとも 殺したのか
わたしは問いたい
その人間は全身に光を浴びて
溶けていった
わたしはただ
途方にくれた
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